国 千島海溝と日本海溝 巨大地震事前注意呼びかけ 検討始める

巨大地震や津波が切迫しているとされる北海道沖から岩手県沖にかけての「千島海溝」と「日本海溝」について、国が、想定震源域の中で地震などが発生した場合、巨大地震への事前の注意を呼びかける情報が出せないか、検討を始めることがわかりました。
どこまで具体的な防災対応につなげられるのかが課題です。

千島列島から北海道の沖合にかけての「千島海溝」沿いと「日本海溝」のうち北海道の南の沖合から岩手県の沖合にかけて、国は地震や津波の想定を見直し、東日本大震災クラスの地震が起きて、北海道や東北では20メートル以上の津波が押し寄せるとしました。

国は、被害想定や防災対策について検討を進めていますが、関係者によりますと「千島海溝」や「日本海溝」の震源域の中で、地震などのデータに何らかの異常がみられた場合、巨大地震に対して事前の注意が呼びかける情報が出せないか検討を始めることがわかりました。

近く専門家による検討会を新たに開き、呼びかけの内容などについて議論する見通しです。

異常な現象が観測された場合、住民などに注意を呼びかける仕組みは、南海トラフで震源域が半分程度ずれ動いた時などに発表される「臨時情報」がありますが、千島海溝などでは巨大地震の起き方に対する知見が少ないことから具体的な防災対応にどこまでつなげられるかが課題です。