ミャンマー 軍の弾圧続く 市民の犠牲増え 死者1000人超える

ミャンマーではクーデター以降、抵抗する市民に対する軍の弾圧が続き、現地の人権団体のまとめで死者は1000人を超えました。
軍による暴力を国際社会も止められないまま、犠牲者が増え続けています。

ミャンマーでは、軍がクーデターを実行したことし2月以降、抵抗する市民が、街頭での抗議デモや職務を放棄する不服従運動を続けています。

そうした市民に対し、軍は発砲や暴行、それに拘束中の拷問を繰り返していて、現地の人権団体「政治犯支援協会」のまとめでは、クーデターの発生から18日までに、合わせて1006人が死亡したということです。

協会によりますと、武器を手にする市民も増える中、軍がより苛烈な弾圧を加えるケースも出てきているということで、北西部のザガイン管区では先月、武装グループのメンバーや、その支援者と疑われて拘束されたおよそ40人の村人が、森の中で遺体で見つかったということです。

ミャンマー情勢を巡り、国連の安全保障理事会は、軍への制裁を主張する欧米と、これに否定的な中国、ロシアとの溝が埋まらず、具体的な行動を取れずにいます。

また、ASEAN=東南アジア諸国連合も、首脳級会議の合意から4か月近くがたっても、軍と民主派勢力の対話を仲介する特使を派遣できておらず、ミャンマー軍による暴力を、国際社会も止められないまま、市民の犠牲が増え続けています。