東京都 新型コロナ 2962人感染確認 重症者は7日連続で最多更新

東京都内では、16日、月曜日としてはこれまでで最も多い2962人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたほか、都の基準で集計した重症の患者は268人となり、過去最多を7日連続で更新しました。

また、自宅で療養していた40代の男性が亡くなり、第5波で都が把握した自宅療養中に死亡した人はこれで6人になりました。

東京都は、16日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて2962人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より78人増えて、月曜日としてはこれまでで最も多くなりました。

16日までの7日間平均は4275.0人で、前の週の103.4%です。

16日の2962人の年代別は、
▼10歳未満が166人、
▼10代が283人、
▼20代が927人、
▼30代が572人、
▼40代が459人、
▼50代が350人、
▼60代が100人、
▼70代が44人、
▼80代が38人、
▼90代が22人、
▼100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている1205人の内訳は
▽「家庭内」が最も多く745人、
▽「職場内」が170人、
▽「施設内」が102人、
▽「会食」が39人などとなっています。

このうち「施設内」では▽1つの高齢者施設で利用者26人の感染が確認されたほか、▽大学の運動部でも学生10人の感染が確認されました。

東京パラリンピックの関連では外国人のメディア1人の感染が報告されています。

これで都内で感染が確認されたのは、28万2094人となりました。

一方、16日時点で入院している人は、15日より132人増えて3881人となり過去最多となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は65.0%です。

また、都の基準で集計した16日時点の重症の患者は、268人となり、15日より17人増え、7日連続で過去最多を更新し、増加が止まりません。

都が、現在確保している重症患者用の病床の使用率は68.4%となりました。

重症患者の年代別は、
▼10代が1人、
▼20代が5人、
▼30代が21人、
▼40代が55人、
▼50代が103人、
▼60代が56人、
▼70代が21人、
▼80代が6人です。

また、都は、感染が確認された40代と80代、それに90代の男女合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。

このうち40代の男性は1人暮らしで自宅で療養していましたが、8月10日に本人と連絡とれなくなったため、会社の同僚が自宅を訪れたところ亡くなっていたということです。

都によりますと、保健所の健康観察では、前日の9日まで異常は確認されていなかったということです。

男性は、陽性がわかった時に発熱やせきの症状がありましたが、都が入院先を探す対象にはなっていなかったということです。

また、男性は基礎疾患はありませんでしたが、肥満だったということです。

第5波で都が把握した自宅療養中に死亡した人は6人になりました。

これで都内で感染して死亡した人は2340人になりました。