九州で非常に激しい雨 西~東日本も災害の危険性高まるおそれ

停滞する前線の影響で九州では再び非常に激しい雨が降っていて、土砂災害や川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。
記録的な大雨となった九州以外の西日本や東日本の各地でもこれから17日にかけて非常に激しい雨が降る見通しで、夜間のうちに災害の危険性が急激に高まるおそれがあります。
自治体の避難の情報などを確認し安全な場所に移動して過ごすようにしてください。

九州で再び雨が強まる

気象庁によりますと、日本付近に停滞を続ける前線の活動が活発になり、九州には西の海上から再び発達した雨雲が流れ込み、断続的に非常に激しい雨が降っています。

午後5時までの1時間に鹿児島市喜入で33ミリの激しい雨を観測しました佐賀県と熊本県、長崎県、それに鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

1か月分の3倍超の雨量となっている地点も

西日本や東日本の各地で記録的な大雨となっていて、今月11日の降り始めからの雨量は佐賀県嬉野市で1000ミリを超えわずか1週間足らずで平年の年間降水量の45%余りに達しています。

また、72時間に降った最大の雨量は
▽長崎県の雲仙岳で848.5ミリ
▽熊本県山鹿市で750.5ミリ
▽福岡県大牟田市で729.5ミリ
▽広島市三入で501ミリ
▽長野県南木曽町で395.5ミリなどといずれも観測史上最も多くなり、多いところでは平年の8月1か月分の3倍を超える雨量となっています。

九州や広島県などの中国地方を中心にすでに地盤が緩み、川の水位も高くなっています。

今後、ふだんよりも少ない雨や短い時間で土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水が発生するおそれもあり、非常に激しい雨が降り続くと災害が多発する危険性もあるため厳重な警戒が必要です。

今後の予想

今後の見通しです。

九州の西にある前線上の低気圧が日本海へ進む見込みで、17日にかけては西日本から北日本の広い範囲で非常に激しい雨が降るおそれがあります。

17日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州北部と南部、それに四国で250ミリ
▽中国地方で200ミリ
▽近畿と東海で120ミリなどと予想されています。

その後18日夕方までの24時間の雨量は、多いところで
▽四国と東海で200ミリから300ミリ、
▽近畿で100ミリから200ミリ、
▽九州北部と南部、中国地方、関東甲信、北陸で100ミリから150ミリ
▽東北で50ミリから100ミリと予想されています。

前線は20日ごろにかけ停滞 安全な場所に避難を

前線は20日・金曜日ごろにかけて日本付近に停滞し、各地で雨量がさらに増えると見込まれています。

自治体が発表している避難の情報などを確認して▽ハザードマップなどで災害の危険のある場所にいる人は早めに安全な場所に避難し、▽すでに避難している人は、引き続き安全な場所で過ごすようにしてください。

また、過去の災害では家族の声かけで命が助かったケースがあります。大雨が予想される地域に家族や知人がいる方は電話をかけるなどして安全な場所に移動するよう呼びかけてください。