コロナ 五輪・パラで10人感染 海外メディア関係3人帰国後陽性

東京オリンピックとパラリンピックに関連して、海外から来日した大会関係者など新たに10人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

大会組織委員会が、東京大会に関連して、新型コロナの検査で陽性反応を示した人として、15日発表した人は10人でした。

このうちオリンピックに関連した人は2人で、いずれも海外から来日して14日間の隔離期間を経た大会関係者だということです。

また、パラリンピックに関連した人は8人で、大会の委託業者が5人、大会関係者と組織委員会の職員、それにメディア関係者がそれぞれ1人だということです。

選手や選手村の中に滞在する人はいませんでした。

さらに日本を訪れていた海外のメディア関係者3人が、帰国したあと14日以内に検査で陽性になったことも新たにわかりました。

一方で組織委員会は、先月26日に検査で陽性になったと発表していた、海外から来日した選手1人と大会関係者1人について、15日になって訂正しリストから削除しました。

2人は同じ国の選手と関係者で帰国する際の検査で陽性となったものの、過去に感染歴があり、専門家グループの検討の結果、過去の感染だと判断されたということです。

これによって、組織委員会が先月1日から発表している国内と海外を合わせた感染者の累計は、オリンピック関連が540人、パラリンピック関連が24人の、合わせて564人となりました。