戦争体験を若者が語り継ぐオンラインイベント

戦争を体験した世代が少なくなる中、終戦の日を前に、戦争の記憶を若者が語り継ぐオンラインのイベントが14日夜開かれ、高校生や大学生が自分の身近な人たちの戦争体験を語りました。

このイベントは、戦争を体験した人たちの証言を伝える活動をしている若者のグループ、「ヒストリーフォーピース」が開き、高校生や大学生など3人が家族や親族から聞き取った戦争体験を本人に代わって語りました。

このうち、東京の大学生の金子桃子さんは、現在89歳の祖母が、13歳のときに広島で被爆した当日の記憶や、多くの同級生が亡くなった中で生き残ったことで責められ差別されたという話を語り「どこか遠いように感じていた差別を祖母が受けていたことに驚きました。苦しい思いを聞いたことで祖母との距離が近くなったように感じました」と話しました。

また、山形県の高校3年生の篠永南紬海さんは、78歳の祖母の体験を紹介し、旧満州生まれで幼いころに父親を失い、母親とともに引き揚げたあと、各地を転々としながら生き延びたと語りました。

篠永さんは「祖母は当時の記憶があまりなく曽祖母から聞いて記憶にとどめいまも子どもたちに語り継ぐ活動を現在も続けています。今回初めて祖母の話を聞いたことで継承の必要性を改めて感じました」と話していました。

グループでは、今後も戦争の記憶を語り継ぐイベントを開き、SNSなどでも発信することにしています。