4県に大雨特別警報発表中 近畿や関東南部にも雨雲かかり続ける

停滞する前線の影響で佐賀県と長崎県、福岡県、広島県には大雨の特別警報が発表されていて最大級の警戒が必要です。この時間は近畿や岐阜県、長野県、それに関東南部などにも雨雲がかかり続けています。特別警報が発表されていない地域でも、できるだけ安全な場所で過ごすようにしてください。

佐賀県・長崎県・福岡県・広島県に特別警報

気象庁によりますと、停滞する前線の活動が活発になっている影響で、西日本と東日本の各地で記録的な大雨となり気象庁は佐賀県と長崎県、福岡県、それに広島県に大雨の特別警報を発表しました。

5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要です。

この時間は、九州のほか近畿や岐阜県、長野県、それに関東南部にも発達した雨雲がかかり続け、土砂災害や洪水の危険度が高まっているところがあります。

午前4時20分までの1時間には国土交通省が設置した雨量計で
▽滋賀県甲賀市で55ミリの非常に激しい雨を観測したほか、
▽長野県辰野町で43ミリの激しい雨が降りました。

総雨量1000ミリ超1か月分の3倍超も

今月11日の降り始めからの雨量は
▽佐賀県嬉野市で1024ミリ、
▽長崎県雲仙岳で935.5ミリ、
▽熊本県山鹿市で855.5ミリ
▽福岡県大牟田市で855ミリ
▽広島市三入で502.5ミリ、
▽岐阜県下呂市萩原で454ミリ、
▽長野県南木曽町で370ミリ、
▽滋賀県近江八幡市で341ミリなどと
多いところで平年の8月1か月分の3倍を超える記録的な大雨となり、各地で川の氾濫や土砂災害が発生しています。

気象庁はこれまでに降った大雨で数十年に一度しかないような甚大な被害の危険が迫っているとして、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼びかけています。

土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。佐賀県と長崎県、福岡県、大分県、熊本県、広島県、山口県、岡山県、鳥取県、島根県、愛媛県、徳島県、大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県、富山県、愛知県、岐阜県、静岡県、長野県、山梨県、神奈川県、千葉県それに福島県です。

また、佐賀県と福岡県、熊本県、広島県、山口県、島根県、岡山県、京都府、岐阜県、長野県、それに千葉県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。

今後の予想・広範囲で大雨おそれ

今後の見通しです。

前線上にある低気圧が今夜にかけて西日本と東日本を通過するため、前線の活動が再び活発になる見込みです。

15日も西日本と東日本を中心に線状降水帯が発生しやすい状態になり、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

気象庁は西日本から東北の広い範囲で土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。

前線は1週間程度停滞・災害起きる前に安全確保を

西日本に加え、東日本や東北などどこで災害が起きてもおかしくない状況となっています。

いま災害が発生していない地域でも、これまでの大雨で危険な状態になっています。今後の雨で規模の大きな災害が発生する可能性もあり、早めの安全確保を心がけてください。

周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取ってください。

ふだんより細かく雨雲の状況や土砂災害の危険度などを調べて危険が迫る前に安全な場所に移動するようにしてください。

また、過去の災害では家族の声かけで命が助かったケースがあります。大雨が予想される地域に家族や知人がいる方は電話をかけるなどして安全な場所に移動するよう呼びかけてください。