香川県「まん延防止等重点措置」適用 政府に要請 感染拡大受け

香川県は14日、政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請しました。

香川県では14日、新たに107人の感染が確認され、感染者の数としては、ことし5月の大型連休明けに確認された78人を上回って最も多くなりました。

これを受け浜田知事は14日記者会見を開き「高松市では飲食店への時短要請を行っているが、好転の兆しが見えない。感染拡大を一刻も早く食い止め医療の提供を適切に行う必要がある」として、政府に対しまん延防止等重点措置の適用を要請することを明らかにし、14日夕方、要請しました。

浜田知事は、重点措置の対象地域は高松市を想定しているとしたうえで、適用されれば、法律に基づいて対象地域の飲食店と大規模な商業施設に営業時間を午後8時までに短縮することや酒類の提供を行わないよう、要請することなどが可能になるとして必要な対策を検討していく考えを示しました。

会見に同席した高松市の大西市長は「新たな感染者数が減少しないと入院や療養を自宅で待つ人がさらに増加してしまう。重点措置で事業者には負担をかけることになるが、政府には1日でも早く適用してほしい」と述べました。