東京 新型コロナ 5094人感染確認 重症者245人と5日連続で最多

東京都内では14日、5094人の感染が確認されたほか、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は245人で、過去最多を更新しました。都の担当者は「新規の感染者を一刻も早く減らさないと重症者も減らず、亡くなる人も出てくる可能性がある」としています。

東京都は、14日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて5094人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。5000人を超えるのは2日連続です。

また、1週間前より528人増えて、土曜日としてはこれまでで最も多くなり、感染の急激な拡大が続いています。

14日までの7日間平均は4231.1人となりました。前の週と比べて8.7%増えました。

都の担当者は「きのう、過去最多を更新し、きょうも5000人以上。こういう規模の感染者が続くと最多を更新しても『やっぱりな』と思ってしまうかもしれないが、とんでもない状況だと認識してほしい。新規の感染者を一刻も早く減らさないと重症者も減らず、亡くなる人もこれから出てくる可能性がある」と話しています。

5094人の年代別は、
▼10歳未満が271人、
▼10代が468人、
▼20代が1568人、
▼30代が1079人、
▼40代が824人、
▼50代が583人、
▼60代が164人、
▼70代が63人、
▼80代が49人、
▼90代が24人、
▼100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている1941人の内訳は「家庭内」が最も多く1305人、「職場内」が270人、「施設内」が93人、「会食」が51人などとなっています。

このうち「会食」では、20代の会社員の女性が友人の家で5人で食事をし、5人全員の感染が確認されたケースが報告されています。

都の担当者は「早めのお盆で親戚の家に集まったり、友人と旅行に行ったりして感染したケースが実際に報告されている。旅行や帰省は控え、人との接触をなくすことに力を入れて対策をしてほしい」と話しています。

東京オリンピック・パラリンピックの関連では
▼外国人のメディア関係者1人、
▼日本人の委託業者1人の合わせて2人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、27万4837人となりました。

一方、14日時点で入院している人は3762人で、13日より35人増え、8日連続で過去最多を更新しました。

「現在確保している病床に占める割合」は63.0%です。

また、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より18人増えて245人で、5日連続で過去最多を更新しました。

都が、現在確保している重症患者用の病床の使用率は62.5%となりました。

重症患者の年代別は、
▼10代が2人、
▼20代が5人、
▼30代が24人、
▼40代が53人、
▼50代が90人、
▼60代が46人、
▼70代が21人、
▼80代が4人です。

また、14日に死亡が発表された人はいませんでした。