東京パラ「一人一人に対策順守強く求める」IPCパーソンズ会長

今月24日に開幕する東京パラリンピックに向けてIPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長は声明を発表し、国内の感染状況の悪化を踏まえ、関係者に感染対策の徹底を求めました。

東京パラリンピックは今月24日に開幕して来月5日まで行われ、およそ160の国と地域から4400人の選手が参加する予定です。

IPCのパーソンズ会長は、13日、声明を発表し、今月8日に閉幕した東京オリンピックがスポーツの国際大会を安全に開催できることを示したとして、「パラリンピックに向けて自信を与えた」と述べました。

そのうえで「パラリンピックの参加者は油断をしてはならない。日本と東京の感染者数を無視するわけにはいかず、一人一人に用心深く、『プレーブック』に書かれたすべての対策の順守を強く求める。そうすることで、すべての参加者、そして日本の皆さんにとって安全なパラリンピックを開催することができる」として、選手と関係者に対して感染対策の指針「プレーブック」に基づいた行動を徹底するよう求めました。

IPCのパーソンズ会長は週明けの16日にも来日する予定で、大会に向けた準備が本格化する見通しです。