車いすのタクシー利用者に追加の「介助料」 国交省 撤回を指導

障害者などが乗りやすいよう、通常よりも大型に設計された「ユニバーサルデザインタクシー」を運行する広島市と青森市のタクシー会社が、車いすの利用者に対し、介助料として追加料金を設定していたことが分かり、国土交通省が差別に当たるとして撤回するよう指導しました。

国土交通省によりますと、広島市と青森市にある2つのタクシー会社は、「ユニバーサルデザインタクシー」に車いすの利用者が乗車する際、介助料として追加料金を設定していたということです。

広島市の会社が1000円、青森市の会社が300円、通常の運賃に追加していました。

道路運送法では特定の旅客に対する不当で差別的な扱いを禁じていて、国土交通省は差別に当たり不適切だとして、追加料金を撤回するよう指導し、2つのタクシー会社はそれぞれ撤回したということです。

「ユニバーサルデザインタクシー」は、障害者や高齢者でも乗りやすいよう通常よりもドアが大きく、車内も広く設計されたタクシーで、国が導入を進めています。

一方、過去には車いすの利用者が乗車を断られるケースが相次ぎ、国土交通省が全国のタクシー会社で作る団体に通達を出して適切な運用を求めています。