国際

米国防総省 アフガニスタンからの大使館職員退避 急ぐ考え示す

アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンが攻勢を一段と強める中、アメリカ国防総省の報道官はタリバンが制圧する地区を急速に拡大している状況に懸念を示したうえで、首都カブールにあるアメリカ大使館の職員などの退避を急ぐ考えを示しました。
アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンが政府軍に対する攻勢を一段と強めていて、タリバンは州都全体の半数を超える18の州都を制圧したと宣言しています。

アメリカ国防総省のカービー報道官は13日の記者会見で、首都カブールにある大使館の職員を国外に退避させるため派遣したおよそ3000人の部隊の一部はすでに現地に到着したとしたうえで「タリバンの動きの速さに懸念を抱いている。バイデン大統領が軍の派遣を承認したのは状況の悪化が大きな要因だ」と述べました。

そのうえで「カブールは現時点で切迫した脅威の中にあるわけではないが、タリバンが孤立化させようとしているのは明らかだ。われわれは深刻に受け止めており、時間が貴重なものであることを知っている」と述べて、大使館職員などの退避を急ぐ考えを示しました。

一方、ホワイトハウスは13日、バイデン大統領が電話をしている写真をツイッターに投稿し、ブリンケン国務長官やオースティン国防長官などと「アフガニスタンにいる民間人の数を安全に削減する活動について話をした」としています。

米政府 大使館の機密文書破棄を指示か 米複数メディア報じる

アメリカの複数のメディアはアメリカ政府がカブールにある大使館の職員に対して機密文書などを破棄するよう指示したと報じました。

このうちCNNテレビは、アメリカ国旗なども宣伝活動に悪用されるおそれがあるとして機密文書とともに破棄するよう指示があったと伝えています。

また指示文書には、焼却炉や粉砕機などを使って処分するよう記されているということです。

このほか公共ラジオのNPRはデスクトップのコンピューターを破壊するよう指示があったと伝えています。

これについてアメリカ国務省は「カブールの大使館では通常の手続きどおり撤収作業が行われている」とコメントしています。

大使館の活動についてプライス報道官は12日の記者会見で「大使館は開館したままで外交活動は継続する」と述べ、職員は削減するものの閉鎖はしないという考えを強調しています。

国連 グテーレス事務総長 “攻撃 直ちに停止を”

国連のグテーレス事務総長は13日、ニューヨークの国連本部で臨時の会見を開き、「国際社会からのメッセージは明確だ。軍事力で権力を握っても内戦の長期化や完全な孤立を招くだけだ」と述べ、タリバンに対して攻撃を直ちに停止するよう求めました。

そして「交渉による政治的な解決だけが和平を確保できる」と述べ、アフガニスタン政府とタリバン、それに関係国による国際会議での停戦協議に期待を示しました。

また、戦闘によって少なくとも24万人が家を追われたとしたうえで、食料や薬が不足しているほか特に子どもや女性に大きな被害が及んでいると指摘し、国連としてアフガニスタンの人々のために人道支援を続けると強調しました。

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