「抗体カクテル療法」東京都が宿泊療養施設でも開始

東京都は、「抗体カクテル療法」と呼ばれる新型コロナウイルスの治療法を13日から宿泊療養施設でも始めました。

「抗体カクテル療法」は、2つの薬を同時に点滴投与することで抗体が作用してウイルスの働きを抑える治療法で海外の治験では入院や死亡のリスクを70%減らすことが示されています。

都内ではこれまで2つの都立・公社病院や一部の民間の医療機関でこの治療法の薬の投与が始まっています。

これに加えて、都は、13日から都が設けている宿泊療養施設のホテル1か所で「抗体カクテル療法」を始めました。

医師を配置するなどして臨時の医療施設としての体制を整えたということです。

このほか、都内におよそ120ある重症患者や中等症の患者を集中的に受け入れる「重点医療機関」でも随時、始められるよう、必要な薬の準備を進めるということです。