埼玉県 新型コロナ 検査会社が誤って陽性と判定 31人取り下げ

埼玉県は、県内の医療機関が新型コロナウイルスのPCR検査を委託していた前橋市の民間の検査会社が、陰性だった150人分の検体を誤って陽性と判定していたと発表しました。すでに、県が感染者数に計上していた31人については取り下げるということです。

埼玉県によりますと、前橋市にある「エスアールエル北関東検査センター」は、医療機関などからの依頼でPCR検査を行っていましたが、埼玉県内から委託された検査のうち陰性だった150人分の検体を誤って陽性と判定していたということです。

県は、このうちすでに感染者数として計上していた31人について、再検査で陰性が確認されたとして12日感染者数から取り下げると発表しました。

今回の誤った判定に基づいて埼玉県内では1人が入院し、2人が宿泊療養したということです。

これで県内で感染が発表されたのは、累計で7万1170人となりました。

「エスアールエル北関東検査センター」をめぐっては、群馬県内から委託されていた検査でも200余りの検体を誤って陽性と判定していたことが分かっています。