東京パラ チュニジア選手団 入国時の検査で1人感染確認

東京パラリンピックに参加するチュニジアの選手団の1人が、入国時の検査で、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことが分かりました。江戸川区によりますと、同じ飛行機に乗っていた選手など11人が、濃厚接触者の疑いがあるということで、区の保健所が詳しく調査することにしています。

東京パラリンピックの陸上競技の種目に出場するチュニジアの選手団32人は、12日から東京 江戸川区で事前合宿を行うため来日しましたが、到着した羽田空港内の検疫所の検査で、スタッフ1人の陽性が確認されたということです。

区によりますと、このスタッフは検疫所が指定した施設に入り、同じ飛行機に乗っていた31人は、予定どおり区内のホテルに入る予定だということです。

このうち11人については、機内の座席の配置などから、濃厚接触者の疑いがあるため、区の保健所の医師1人と保健師1人が、ホテルで聞き取りを行うということです。

区によりますと残りの20人についても念のため調査は行い、濃厚接触者と判定された場合は、ホテルの個室でそのまま待機してもらったうえで、体調に変化がないか毎日、経過の観察を行うということです。

区では選手団の来日に合わせて12日、滞在先のホテルの前で、選手団を横断幕などで歓迎しようと準備していましたが、今回の事態を受けて中止を決めました。