新潟県 新型コロナ 新たに104人感染確認 過去最多

新潟県内では12日、過去最多となる104人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表されました。新潟県はこのままのペースで感染が拡大すれば、1日あたり感染者数が2週間後には250人ほどになるおそれもあるとしてお盆休みの過ごし方にも十分注意するよう呼びかけています。

12日に感染が確認されたのは▼新潟市で38人▼長岡市で15人▼小千谷市で11人▼新発田市で7人▼三条市と柏崎市でそれぞれ6人▼燕市で4人▼五泉市で3人▼村上市で2人▼十日町市、加茂市、佐渡市、魚沼市、阿賀野市、見附市でそれぞれ1人▼柏崎保健所管内で3人▼三条保健所管内で1人▼糸魚川市に滞在と阿賀野市に滞在がそれぞれ1人のあわせて104人です。

今月8日の88人を超え、過去最多の感染確認となりました。

このうち43人の感染経路が分かっていません。

また、12日、1人の感染確認が取り下げられ、これで県内で確認された感染者数は4858人となりました。

新潟県によりますと、このままのペースで感染が拡大すれば、1日あたりの新規の感染者数が▼1週間後には120人ほどになり、▼2週間後には250人ほどになるおそれがあるということです。

過去最多の感染者数となったことをうけて、新潟県は12日、対策本部会議を開きました。

このなかでは、最近の感染状況が説明され、友人同士でのバーベキューや子どもが参加するキャンプなど屋外での飲食でも感染が広がっているとして、そうしたイベントは延期するか、ふだん顔を合わせない人や大勢の人とは食事をしないよう注意を呼びかけました。

花角知事は「非常に厳しい状況に入った。県民の皆さんには変異株をこれまでと全く違うものという意識で感染防止対策の徹底をお願いしたい。このペースで拡大が続けば、まん延防止等重点措置の適用対象に入ってくる可能性が極めて高く、なんとか踏みとどまりたい」と話していました。