バッハ会長 広島訪問 警備費379万円余 広島県と市で折半し負担

先月、広島市を訪問したIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長の警備にかかった費用について、全額を広島県と市で折半して負担することが分かりました。

県と市は、大会組織委員会に費用の負担を求めたものの受け入れられなかったということです。

東京オリンピックに先立って、IOCのバッハ会長は先月16日に広島市の平和公園を訪れ、原爆資料館で「社会の中での多くの連帯がなければ平和はない。東京オリンピックはより平和な未来への希望の光となるだろう」とスピーチしました。

県や市によりますと、警備の委託費や不審者の侵入を防ぐためのフェンスの設置費などバッハ会長の警備にかかった費用合わせて379万円余りについて、全額を県と市で折半して負担することになったということです。

県と市は、バッハ会長の訪問前に大会組織委員会と協議し、警備費を負担するよう求めたものの、受け入れられなかったということです。

県の担当者は、NHKの取材に「3者の協議のうえで決定したことで、県民の理解が得られる適切な支出と判断した」と述べました。

また市の担当者も「負担を打診・依頼したが断られてしまったので、負担はしかたない」としています。

バッハ会長の訪問は県や市が数年前から要望していました。