米カリフォルニア州 全教員らに接種証明書提示か検査義務づけ

対面授業を再開する新学期を前に、アメリカ・カリフォルニア州はすべての教員や学校で働く職員にワクチン接種の証明書の提示か、週に少なくとも1回のPCRなどの検査を義務づけると発表しました。教育現場でのワクチン接種の義務化は、カリフォルニア州が全米で初めてだということです。

これは、カリフォルニア州のニューサム知事が、11日、明らかにしました。

それによりますと、カリフォルニア州は、幼稚園から高校までの教員と学校で働くすべての職員に、ワクチン接種を完了したことを示す証明書の提示か、週に少なくとも1回のPCRなどの検査を義務づけるとしています。

学校側は10月15日までにこの方針に完全に従うよう求められるということです。

声明の中で、ニューサム知事は「親たちが、学校での対面授業の再開は安全だと確信できるよう、ワクチン接種を促したい。このパンデミックを終わらせるにはワクチン接種しかない」などと訴えました。

アメリカメディアによりますと、カリフォルニア州では30万人以上の教員が働いていて、教育現場でのワクチン接種の義務化は、全米で初めてだということです。

カリフォルニア州では、先月、州のすべての職員や医療従事者に対しても同様の対応を求める方針をすでに打ち出しているほか、州内に拠点を持つグーグルやフェイスブックなどの大手IT企業の間でもワクチン接種義務化の動きが広がっています。