新型コロナ 自宅療養者支えるための緊急会議 東京都医師会など

新型コロナウイルスに感染した自宅療養者が急増するなか、東京都医師会などは緊急のオンライン会議を開き自宅療養者を支えるための課題について意見を交わしました。

新型コロナの感染拡大が続き自宅療養者が急増していることを受けて、東京都医師会は11日、都内の47の地区医師会や東京都、それに厚生労働省と緊急のオンライン会議を開きました。

このなかで、東京都医師会は保健所が中心に行っている自宅療養者の健康観察や容体の悪化による入院の必要性の判断などを発熱外来のある医療機関やかかりつけ医などにも可能な範囲で協力するよう求めました。

これに対し、地区医師会からは、入院が必要だと判断しても入院できない患者がいるので病床を増やしてほしいとか、入院患者に限って使用されている「抗体カクテル療法」という治療法を入院患者以外にも使用できるようにしてほしいといった意見が出されました。
会議のあと、東京都医師会の尾※ザキ治夫会長は「課題は多いが自宅で重症化してそのままになってしまうようなことがないよう体制作りを進めたい」と話していました。

※立つ崎。