兵庫県知事 緊急事態宣言の要請 あす対策本部会議で検討へ

兵庫県の斎藤知事は、県内で新型コロナウイルスの感染急拡大に歯止めがかからない中「極めて厳しい状況だ」と述べ、12日に対策本部会議を開き、緊急事態宣言を出すよう政府に要請するかどうか検討する考えを示しました。

兵庫県では11日、過去2番目に多い608人の新型コロナウイルスへの感染が確認されるなど、感染の急拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

こうした中、兵庫県の斎藤知事は11日午後、宿泊療養施設となっている西宮市のホテルを視察したあと、記者団に対し「感染者数が一気に増えており、第4波と同じ傾向で極めて厳しい状況だ」と述べ、危機感を示しました。

そのうえで、斎藤知事は「方向性としては緊急事態宣言の要請も視野に入れざるをえない。あす対策本部会議を開いて、宣言の要請も含めて検討したい」と述べ、12日、兵庫県に緊急事態宣言を出すよう政府に要請するかどうか検討する考えを示しました。