東京都 新型コロナ重症患者 1か月で3倍近くに「今後も増える」

東京都内では、新型コロナウイルスに感染して重症となった患者が10日時点で過去最多となり、この1か月で3倍近くに急増しています。
都は「感染者数が急増しているため、今後も重症患者が増えると思われる」として、感染防止対策の徹底を呼びかけています。

都内の重症患者は10日時点で176人となり、第3波のピークだったことし1月20日の160人を上回って過去最多となりました。

この1か月で2.8倍に急増しています。

年代別では、最も多い50代が62人、次いで40代が43人と、40代と50代で全体の60%を占めています。

第3波の1月20日では、60代と70代で全体の70%を占めた一方、40代と50代では15%で、重症患者の中心が高齢者から4、50代に移っています。

さらに、10日時点では、30代が14人、20代が4人と、第3波ではほとんど見られなかった若い世代も増えています。

都の担当者は、「感染者数が急増しているので重症患者も多くなっていて今後も増えると思われる」として、感染防止対策の徹底を呼びかけています。