新型コロナ 自宅などで体調急変し死亡 7月は31人に 警察庁

新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月31人に上ったことが警察庁のまとめで分かりました。50代までの比較的若い世代が58%を占めていて、専門家が注意を呼びかけています。

全国の警察は、医療機関以外で亡くなった人などについて詳しい死因を調べていて、警察庁によりますと、新型コロナウイルスに感染し自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月1か月間に31人に上りました。

東京が13人と最も多く、次いで神奈川が7人、埼玉が4人などと首都圏で77%を占めています。

年代別では50代が9人と最も多く、50代以下が58%を占めていて、比較的若い世代でも亡くなるケースが相次いでいます。

去年3月から先月までの合計では、自宅などで亡くなった人は警察が把握しているだけで合わせて567人に上っています。

死亡したあとに感染が判明したり医療機関を受診する前に亡くなるケースもあり、専門家は「最悪の事態を防ぐために、体調に異変があればためらわずに医療機関や自治体の窓口にすぐに相談してほしい」と呼びかけています。