河野大臣“接種推進で連携” 知事会“50代以下への加速化を”

新型コロナウイルス対策をめぐり河野規制改革担当大臣は、全国知事会とのオンラインの会議で、感染力の強い「デルタ株」の影響で感染が拡大しているとして、ワクチン接種の推進に連携して取り組む考えを強調しました。

この中で、河野規制改革担当大臣は「先月末に、高齢者への2回のワクチン接種をおおむね完了することができた。高齢者が重症化しているケースが目に見えて減っているのは、皆様のおかげで接種がかなり速やかに行われたからだ」と述べました。

また、河野大臣は職域接種について、申請を終えて開始を待つ会場で、今月中にワクチンの供給を始められるよう努めていると説明しました。

そして「『デルタ株』の感染力が強く、感染が拡大しているが、しっかりとワクチンを打って、何とか重症化を抑えていきたい」と述べ、さらに接種を進めるため、知事会と連携して取り組む考えを強調しました。

これに対して、全国知事会の飯泉会長は「経験したことのない『感染爆発』と言ってよく、まさに正念場を迎えている。なるべく早く、希望する国民へのワクチン接種が進むよう、感染状況を踏まえて、さまざまな工夫を凝らしてほしい」と述べ、50代以下への接種の加速化を求めました。