埼玉 大野知事 オンラインで高齢者施設の感染対策を視察

新型コロナウイルスの感染が広がる中、埼玉県の大野知事は高齢者施設の感染対策をオンラインで視察しました。

埼玉県は高齢者施設での感染拡大を防ごうと、対策を徹底している施設を優良施設として認証する制度をことし4月に始めるなど取り組みを強化しています。

10日は、大野知事が優良施設と認証された深谷市の特別養護老人ホームをオンライン上で視察し、職員が食事をとるときに1つのテーブルに1人だけ座るようにしたことや休憩所に1人しか入れないようにしたこと、それにゴミ箱のふたをペダルを踏んで開けるタイプにしたことなど、感染対策について説明を受けました。

この施設では、去年11月に同じ建物にあるケアハウスでクラスターが発生していて、その経験を生かして対策を行ってきたということです。

大野知事は「皆様の経験と熱意が感染対策の大きな力になっている。第5波を乗り越えるためにもよりよい体制づくりをしていきたい」と述べ、職員を激励しました。

特別養護老人ホームあかつきの神戸章施設長は「クラスターが起きて基礎的な感染予防が非常に大事だと気付きました。今後もやるべきことに集中し、ゴーグルやマスク、手指消毒など感染対策を徹底していきたい」と話していました。