「五輪開催 感染拡大の原因にはなっていない」丸川五輪相

8日閉幕した東京オリンピックについて、丸川担当大臣は記者会見で、大会では新型コロナウイルス対策の徹底を図ったとして、感染拡大にはつながっていないという認識を示しました。

この中で、丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は、8日閉幕した東京オリンピックについて「大会関係者、ボランティア、医療従事者の協力や尽力によって無事に大会を終えたことに心から感謝申し上げたい」と述べました。

そのうえで、オリンピックでの新型コロナウイルス対策について「選手や大会関係者への定期的な検査や厳格な行動管理、健康管理などの防疫上の措置を、組織委員会とも連携しながら徹底を図った。きのう時点で、海外からの入国者およそ4万3000人のうち、陽性者は累計151人で、重症者は出ておらず、オリンピックの開催は感染拡大の原因にはなっていないものと考えている」と指摘しました。

また、パラリンピックの観客の扱いについては、8月24日の開幕までに、組織委員会や東京都、IPC=国際パラリンピック委員会と協議して判断する考えを重ねて示しました。