アフガニスタン タリバン 北部4州都を制圧と宣言 政府軍も反撃

アフガニスタンでアメリカ軍の撤退が進む中、反政府武装勢力タリバンが攻勢を強め、7日から9日にかけて北部の4つの州の州都を新たに制圧したと宣言しました。
これに対し、政府軍も反撃し、各地で激しい攻防が続いています。

アフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンが先週以降、攻勢を強め、2つの州を制圧したのに続いて、7日から9日にかけて、北部クンドゥズ州、サレプル州、そしてタハール州の3つの州都を制圧したと宣言しました。

また、日本時間の9日夜、サマンガン州の州都も制圧したと明らかにしました。

ロイター通信が入手した、タリバンがクンドゥズ州の州都クンドゥズで撮影したとされる映像では無人となった州政府の建物内部の様子が映し出されています。

アフガニスタン国防省は9日、NHKの取材に対し、それぞれの州都での戦闘は、今なお続いているとしたうえで、政府軍を支援するアメリカ軍のB52戦略爆撃機が北部で空爆を行ったことを明らかにしました。

アフガニスタンでは、アメリカ軍が今月末までに完全撤退するとして、すでに多くの部隊の撤収が進んでいます。

アフガニスタン国防省によりますと、ウズベキスタンやタジキスタンとの国境に近い北部の要衝、マザリシャリフの周辺でも戦闘となっているということで、政府軍がアメリカ軍という後ろ盾を失いつつある中、タリバンの間で激しい攻防が続いています。