東京都 新型コロナ 2884人感染確認 月曜日としては過去最多

東京都内では9日、月曜日としては最も多い2884人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

都の担当者は「あす以降、連休に体調が悪くなった人が医療機関を受診し、感染者が増えることも十分想定できる。いつ感染するか分からない状況だということを肝に銘じて行動してほしい」としています。

東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90代の男女合わせて2884人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より689人増えて、月曜日としては最も多くなりました。

7日間平均は、8日に4000人を超えて4037.0人となりましたが、9日時点では、さらに100人近く増えて4135.4人となりました。

前の週の128.7%です。

都の担当者は「月曜で2884人というのは非常に多い数だ。連休は診てもらえる医療機関が少ないため、あす以降、連休に体調が悪くなった人が医療機関を受診し、感染者が増えることも十分想定できる。お盆で休みの人もいるかもしれないが旅行・帰省は基本的には控えて人との接触を避ける行動をお願いしたい」としています。

9日の2884人の年代別は、
▽10歳未満が142人、
▽10代が262人、
▽20代が982人、
▽30代が566人、
▽40代が436人、
▽50代が318人、
▽60代が106人、
▽70代が36人、
▽80代が30人、
▽90代が6人です。


感染経路が分かっている1176人の内訳は、「家庭内」が最も多く749人、「職場内」が195人、「施設内」が64人、「会食」が46人などとなっています。

このうち「会食」は20代と30代が、およそ6割を占めていて、20代の男性が友人の家で4人で会食して感染したケースが確認されています。

都の担当者は「『外食ではないから大丈夫だ』と考えるのは大きな間違いで、家に集まっての飲み食いは感染のリスクが高い。友人とコミュニケーションを取りながら飲みたいならリモートというやり方もある。いつ感染するか分からない状況だということを肝に銘じて行動してほしい」としています。

また、東京オリンピック関連では11人の感染が確認されました。

内訳は、外国人が競技関係者4人とメディア関係者1人、日本人が委託業者3人とボランティア3人です。

これで都内で感染が確認されたのは、25万人を超えて25万2169人となりました。

一方、9日時点で入院している人は3525人と、8日より8人増え、3日連続で過去最多を更新しました。

「現在確保している病床に占める割合」は59.1%です。

都の基準で集計した9日時点の重症の患者は8日より6人増えて157人で、重症患者用の病床の40.1%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代から90代の男女3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2314人になりました。