コロナ禍の東京オリンピック開催 都民の受け止めは

東京・臨海部に設けられた東京オリンピックの聖火台の周辺では、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で開かれた大会について、さまざまな声が聞かれました。

東京 江東区にある「夢の大橋」に設けられた聖火台の聖火は、8日の閉会式の途中で消されることになっていて、現地での観覧は感染拡大を防ぐため自粛が呼びかけられてきました。

近くに住む30代の女性は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で開催された大会について、「対策がとられたと聞いているので、大会で感染が拡大したとは思いません。開催前はもやもやしたものがありましたが、新型コロナで沈んでいる中で、テレビでオリンピックを観戦できたのは元気の材料になったと思います」と話していました。

一方、20代の男性は「お祭りで舞い上がってしまい、コロナの感染者が増えてしまったところはあるのではないか」と話し、大会が人々の行動に影響したと感じていました。

また70代の女性は「選手の頑張りを見ると開催できてよかったと思います。一方でオリンピックには税金が使われていて、今後、当然その負担がかかってくるわけですから、率直に言うと心配です」と話していました。