熊本に「まん延防止等重点措置」適用 繁華街では

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、8日から熊本県に「まん延防止等重点措置」が適用され、対象区域の熊本市では早期の収束を願う声が聞かれました。

熊本県では「まん延防止等重点措置」が8日から今月31日まで適用され、県は、熊本市内のすべての飲食店に営業時間を午後8時までとし、酒類の提供を終日行わないよう要請しています。

初日の8日、市内中心部では通常の週末ほどの人混みはなかったものの、若者を中心に行き交う人の姿がみられました。

市内の女子大学生は「重点措置は残念ですが我慢をして、政府を批判するだけでなく、私たち若い世代も感染拡大を防止するために、何ができるか、考えなければいけないと思います」と話していました。

市内の80代の女性は「しかたないという思いの一方で感染拡大が長く続き、いいかげんにしてほしいという思いもあります。高齢者だけでなく、若い人たちにも早くワクチンを接種してもらい、収束に向かってほしい」と話していました。

また、ビアレストランの店長の男性は「前回の重点措置のあと売り上げは少し回復していましたが、再び酒の提供ができなくなり、経営がさらに厳しくなる見通しです。仕入れた在庫の補償など対策の幅を広げてほしいし、常連の人たちがまた来店できるよう、早く収束してもらいたい」と話していました。