オリンピック 日本選手団“メダル最多の要因は継続的な強化”

東京オリンピックが8日夜に閉幕するのを前に日本選手団の総括会見が行われ、尾縣貢総監督は、日本が獲得したメダルの数が過去最多になった要因として、NTC=ナショナルトレーニングセンターでの継続的な強化や新競技での活躍などをあげました。

東京オリンピックで日本が獲得したメダルは、金27個、銀14個、銅17個の合わせて58個に上り、金メダルの数、メダルの総数ともに過去最多になりました。

これについて、日本選手団の尾縣総監督は8日午後に開いた会見で、当初掲げた「金メダル30個」という目標を踏まえて「大会の1年延期という想定していなかった状況の中で限りなく目標に近い成績を残せた。国やスポンサー企業からの過去最高の支援に過去最高の成績で応えることができた」と述べました。

具体的な要因としては、2008年にオープンしたNTCでの継続的な強化や、新競技の活躍、「暑熱対策」を代表とした競技団体どうしのノウハウの共有などをあげました。

また、JOC=日本オリンピック委員会がNTCのオープンに合わせて将来有望な中高生を英才教育している「エリートアカデミー」も要因としてあげ、ここで育った10人が出場し、5人がメダルを獲得し、4人が入賞したことも成果として強調しました。

そのうえで、今後、国からの選手強化費の削減などが予想される中で「使ったお金が本当に成果につながったのかという検証は重要で、効果の薄かったところを削っていくべきだと思う」と述べ、3年後のパリ大会などに向けた競技団体との分析や検証を急ぐ考えを強調しました。

日本選手団は8日夕方、解団式を非公開で行い、その後、閉会式に出席します。