福島県 まん延防止等重点措置適用 飲食店から経営に不安の声

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、8日から福島県に「まん延防止等重点措置」が適用されました。
県が対象区域として終日、酒類の提供の自粛などを求めているいわき市の飲食店からは、経営への影響を心配する声が聞かれました。

新型コロナの感染が急速に拡大しているため、福島県では8日から「まん延防止等重点措置」が適用され、県はいわき市を対象区域として、飲食店に営業時間を午後8時までとし、終日、酒類の提供を自粛するよう求めています。

これについて、地元の飲食店からは経営に対する不安の声があがっています。

このうち、JRいわき駅前にある居酒屋では、8日から店内での営業を一時休止し、テイクアウトや宅配サービスを使った販売に切り替えました。

また、この店では、テイクアウトなどだけでは経営が厳しいとして、地元の海産物などを使った料理をインターネットで販売することも計画しています。

「和食酒場AFRO」の若松佑樹代表は「居酒屋はお酒を飲みに来る人が大半なので、酒の提供ができないのは大きな痛手です。コロナが収束するのを待っているだけでは乗り切れないので、インターネットを活用して新たな可能性を探りたい」と話していました。