インドネシア 感染拡大でワクチン接種の証明書類提示 義務化へ

新型コロナウイルスの感染が急拡大しているインドネシアでは、首都の新たな感染対策として、ショッピングモールや市場などを訪れる際、ワクチンの接種を証明する書類の提示が義務づけられることになりました。

インドネシアでは、感染力が強い変異ウイルス「デルタ株」が広がり、連日3万人から5万人の新たな感染者が確認されているほか、1日当たりの死者は1500人を上回り、世界で最も多くなっています。

これを受けて首都ジャカルタの州政府は6日、新たな感染対策を発表し、市内のショッピングモールや市場などを訪れる際、少なくとも1回はワクチンを接種したことを証明する、書類の提示が義務づけられることになりました。

また、電力会社や公共交通機関など市民生活に必要な仕事に従事する人たちも、今後、職場に出て働くためには、ワクチンの接種証明書が必要になるということです。州政府としては、ワクチンの接種証明書の必要性を高め、ワクチンの接種に消極的な市民に、接種を促すねらいがあるとみられます。

しかし、ジャカルタではワクチンの在庫不足などから、1回目の接種を終えた市民の割合はおよそ45%にとどまるということで、まだワクチンを接種していない市民の間では、今回の措置に対する不満の声が上がることも予想されます。