新型コロナ 感染者も症状が消え4週間経過で献血可能に 厚労省
新型コロナウイルスに感染した人でも、症状が消えて4週間たてば献血ができるようになります。
新型コロナウイルスに感染した人からの献血について、日本赤十字社は輸血を通して感染が広がるリスクが否定できないなどとして、受け付けを見合わせています。ことし5月末までに、全国で合わせて1142人からの献血の申し出を断ったということです。
年間に換算すると数千人分に相当することから、厚生労働省は先週、専門家部会を開いて対応を協議しました。
その結果、輸血を通して感染するリスクは国内外で報告されていないとして、感染した人でも症状が消えて4週間がすぎていれば献血を受け付けることを決めました。
症状がない人も、陽性となった検査で検体を採取した日から4週間がすぎていれば、献血を受け付けるということです。
期間については国が退院の際に発症から10日間空けるよう求めていることを踏まえて、安全性を確保するために長めに設定したということで、今後、関係機関に周知することにしています。