東京五輪に警備応援の警察官 新型コロナに新たに12人感染確認

東京オリンピックの都内の競技会場で警備にあたっていた兵庫県警察本部などの警察官12人が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。地方から派遣された応援部隊で感染が確認されたのはこれで35人となります。

感染が新たに確認されたのは、応援部隊として派遣されていた兵庫県警察本部の20代から40代の警察官11人と大分県警察本部の40代の警察官1人の合わせて12人です。

警視庁によりますと、このうち兵庫県警の11人は都内の競技会場で警備にあたっていましたが、今月に入って一部が発熱の症状を訴えたことなどから検査を受けた結果、いずれも陽性と判明しました。これを受けて、警視庁は11人と同じ部隊の合わせておよそ500人についても施設で待機させているということです。

兵庫県警の応援部隊をめぐってはこれまでに20人の感染が発表されていますが、一部の部隊では作成が必要とされている行動記録をつけていないなど、管理に問題があるケースも見られるということです。

東京オリンピック・パラリンピックでは、全国から応援部隊としておよそ1万2000人の警察官が派遣されていて、感染が確認されたのはこれで35人となります。