井の頭公園に“車に乗ったままワクチン接種”の会場 東京

東京都は自力で移動することが難しい人が車に乗ったまま新型コロナウイルスのワクチン接種を受けられる会場を井の頭公園に設け、7日から接種を進めることにしています。

東京都は自力で移動することが難しく、医療機関などでワクチン接種を受けられない人が、介助する人が運転する車に乗ったまま接種を受けられるよう、三鷹市にある井の頭公園の駐車場に新たな接種会場を設け、7日から接種を進めます。

駐車場には医師が予診をする場所や、看護師がワクチン接種をする場所などが設けられ、6日も実際に接種に関わる人たちが手順を確認していました。

都は、この会場で、ことし10月24日までの間、12歳以上の都民や都内に通勤している人を対象にファイザーのワクチンを、1日およそ80人に接種する予定で、電話 0570-034-899で、問い合わせを受け付けます。
都は「身体の障害や精神的な理由など、さまざまな事情で自力で接種会場に行くことができない人にも接種を進め、ワクチンの普及につなげたい」としています。

井の頭公園では当初、東京オリンピック・パラリンピックの期間中、パブリックビューイングが計画されていましたが、都は感染状況などを踏まえて計画を中止し、ワクチンの接種会場に転用することを決めていました。