ロシア 中央アジアの国と軍事演習 この地域での影響力強化へ

アフガニスタンで、アメリカ軍が撤退を進め、反政府武装勢力タリバンが攻勢を強める中、ロシア軍は、その余波を懸念する中央アジアの国々と軍事演習を始めるなど、この地域での軍事的な影響力を一層強めようとしています。

アフガニスタンでは、アメリカ軍が今月末を目指して撤退を進める中、タリバンが攻勢を強め、治安が急速に悪化しています。

アフガニスタンと国境を接する中央アジア各国では、テロリストが自国に流れ込むなどして影響が及ぶことへの懸念が広がっています。

こうした中、ロシア軍は5日、アフガニスタンとの国境近くにあるタジキスタンの演習場で、タジキスタン軍とウズベキスタン軍と演習を始めました。

ロシア国防省などによりますと、演習には合わせて2500人以上の兵士が参加しているほか、戦車やドローンも投入されているということで、テロリストの侵入などを想定し連携を確認しているとみられます。

また、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が5日、ウズベキスタン側に対して「武器や軍事機器の追加の供給について調整している。軍の装備の性能を上げ、兵士への訓練も提供する」と述べるなど、ロシアは、アメリカ軍がアフガニスタンからの撤退を進める中、中央アジアでの軍事的な影響力を一層強めようとしています。