大規模接種センター東京会場 予診票 一部回収されず

政府が東京に開設した大規模接種センターで、1回目の接種の際に回収するはずの予診票を回収していないケースがあることがわかり、防衛省は「ワクチンパスポート」の発行などに支障が出るとして、予診票が手元にある人は連絡するよう呼びかけています。

新型コロナウイルスのワクチン接種の際には予診票を回収して、VRS=ワクチン接種記録システムに登録することになっていて、政府の大規模接種センターでは、後日登録して接種情報を自治体と共有することになっています。

しかし先月上旬、東京会場で1回目の接種を受けた人から予診票を回収していないケースがあることがわかり、調査した結果、およそ690人分の接種記録が正しく登録されていなかったということです。

このうち450人分は2回目の接種の際に初回分も合わせて登録したものの、残り240人分は今も接種記録が正しく登録されていないということです。

正しく登録されないと、いわゆる「ワクチンパスポート」の発行などに支障が出ることから、防衛省は大規模接種センターで接種を受けて予診票が手元にある人はコールセンターに連絡するよう呼びかけています。

防衛省は「不手際で混乱をきたしたことは申し訳ない。対象の人はコールセンターに連絡してもらいたい」としています。

東京会場の電話番号は0570-056-730となっています。