村田製作所 再委託先の中国企業社員が口座情報など持ち出し

大手電子部品メーカーの村田製作所は、取引先や自社の従業員の銀行口座などの情報、7万2000件余りが、再委託先の中国企業の社員によって持ち出され、中国国内のクラウド上にアップロードされていたと発表しました。会社は、第三者がこれらの情報を取得した形跡はないとしています。

村田製作所によりますと、ことし6月、会計システムの更新を請け負っていた中国の企業の監視システムがアラートを検知し、調査したところ、この会社の社員が、業務用パソコンに村田製作所の取引先や従業員の情報など7万2000件余りを、無断でコピーしていたことがわかりました。

取引先の会社名や銀行口座などに加え、従業員の氏名やメールアドレス、銀行口座なども含まれていたということです。

この社員は、個人アカウントを使って中国国内にあるクラウド上にアップロードしていましたが、情報はすでに削除され、クラウド上で第三者によってコピーしたり、ダウンロードされたりした形跡は確認されていないとしています。

村田製作所は、会計システムの更新を日本IBMに委託していましたが、日本IBMが中国の企業に再委託していました。

村田製作所は「お客様や関係先にご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。本件の発生を厳粛に受け止め、セキュリティー強化や情報管理の徹底を図っていきます」としています。