オリンピック ボクシング 田中亮明が銅メダル 男子フライ級

東京オリンピック、ボクシング男子フライ級の準決勝で田中亮明選手はフィリピンの選手と対戦し、敗れましたが、ボクシングは3位決定戦がないため、銅メダルを獲得しました。

東京オリンピック、ボクシング男子フライ級の田中選手は準決勝で、フィリピンのカルロ・パアラム選手と対戦しました。

第1ラウンドで田中選手は積極的に前に出て攻撃しましたが、的確にパンチを返され相手が優位な展開となりました。第2ラウンドも攻撃的なボクシングを展開しましたが、相手に強烈な右のパンチを当てられるなど、流れを変えることができませんでした。そして第3ラウンド、諦めずに打ち合いに持ち込み、相手をコーナーに追い詰める場面もありましたが、連打を受けるなど、最後まで主導権を奪えませんでした。

田中選手は0対5の判定で敗れ、決勝進出はなりませんでしたが、ボクシングは3位決定戦がないため、銅メダルを獲得しました。男子フライ級で日本選手がメダルを獲得するのは1960年、ローマ大会の田辺清さん以来です。

また、田中選手の銅メダルで日本が今大会獲得したメダルは41個になり、過去最多だった前回リオデジャネイロ大会に並びました。

田中亮明「最高ですね 反省とかはない」

今大会の日本のボクシング男子でただひとりのメダルとなる銅メダルを獲得した田中亮明選手は「最高ですね。反省とかはない。きょうできることをやったかなと思う」と振り返りました。

そのうえで「きょうまで長かったが、戦いきることができたのは、本当に皆さんの応援のおかげだと思う。こうして最高な気分になれたのも、オリンピックが開かれたからだ。ボランティアをはじめ、大会関係者にも本当に感謝している」と目を潤ませました。

そして、今後に向けては「ここで終わらせるつもりはない。何かは今は言えないが、必ず目標を見つけて挑戦したい」と話していました。

プロで活躍の弟に学び 初出場のオリンピックで躍動

4人が出場した日本のボクシング男子で唯一メダルを獲得したフライ級の田中亮明選手。ひるまず前に出て、ダメージを恐れずに力強くパンチを打ち込む場面が数多く見られました。そうした戦いぶりは、この1年をかけて培いました。

新型コロナウイルスの影響でオリンピックが史上初めて延期となりました。この期間を生かして、プロボクシングで世界最速に並ぶ12試合目で3階級制覇を果たした弟の恒成選手と練習する機会を増やしました。

田中選手は「モチベーションを維持するために、環境を変えようと思った」と話します。

弟の攻撃的なスタイルを学ぼうと多い時は、週に5日ほど一緒に練習したといいます。

田中選手は「たくさん練習をして弟に引き上げてもらった。以前より体力がついて、力強いパンチが打てるようになった」と話し、成長を実感したといいます。

プロで活躍する弟に学んだ攻撃的な姿勢を貫いて、初出場のオリンピックで躍動した田中選手。銅メダル獲得で成長を遂げた姿をリングの上で示しました。