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福岡県 緊急事態宣言の発出を政府に要請 “想定超える急拡大”
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、福岡県は5日、政府に緊急事態宣言を出すよう要請しました。
福岡県には8月2日から、まん延防止等重点措置が適用されていますが、感染拡大が続き、4日に発表された新規感染者は初めて700人を超え、過去最多の752人となりました。
また、病床の使用率も4日の時点で33.6%に上がり、県は8月9日には50%以上になると予測しています。
福岡県の服部知事は、臨時の記者会見を開き「想定を超える、これまで経験したことのない感染の急拡大が起きている。病床も加速度的に埋まっていくおそれがあり、先手を打つ必要がある」と述べました。
そして、5日、政府に対し、福岡県に緊急事態宣言を出すよう要請したことを明らかにし「政府も危機感を共有しており、検討してもらえるものと思っている」と述べました。
宣言が出るまでの間は、福岡市などの飲食店に酒の提供停止などを要請している現在の措置を継続し、政府の対応を見極めて、重点措置の対象地域の拡大も検討するということです。
また、服部知事は、現在出している県独自の「コロナ警報」を5日に「特別警報」に引き上げて、県立の図書館や美術館など県の施設を6日から順次、閉鎖することを発表しました。
そして、感染拡大を抑えるため不要不急の外出や、県境をまたぐ移動の自粛など、対策の徹底を呼びかけました。