まん延防止等重点措置 8県追加 期間は8日～31日 きょう決定へ
新型コロナウイルス対策で、政府は、まん延防止等重点措置の適用地域に、福島、茨城、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県を追加し、期間は8月8日から31日までとする方針で、5日に専門家に諮ったうえで、正式に決定することにしています。
政府は、東京や大阪など6都府県に緊急事態宣言を出しているほか、北海道や福岡など5道府県にまん延防止等重点措置を適用していますが、新たな感染者は4日に全国で1万4000人を超え、1日の発表としては過去最多となりました。
菅総理大臣は4日、関係閣僚と協議したあと記者団に対し「全国に急激に広がる新型コロナの対策について議論した。しっかり対策を講じて、国民の命と健康を守ることに最重点で取り組んでいかなければならない」と述べました。
政府は感染状況の悪化を受け、まん延防止等重点措置の適用地域に、福島、茨城、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県を追加し、期間は8月8日から31日までとする方針です。
そしてこうした方針を、5日に感染症などの専門家でつくる「基本的対処方針分科会」に諮ったうえで、了承が得られれば、国会への事前の報告と質疑を経て、対策本部で正式に決定することにしています。
これによって、重点措置の適用地域は、北海道、石川、兵庫、京都、福岡の5道府県から、13道府県に拡大されることになります。