沖縄県 感染者急増 来県自粛など従来方針確認も新たな対策なし

新型コロナウイルスの新規感染者数の急増を受けて、沖縄県は4日午後、急きょ対策本部会議を開きました。

会議では帰省を含む沖縄県への訪問について自粛を求めることや、酒を提供する飲食店などに休業を要請する従来の対処方針を、今月末まで継続することが確認されましたが、新たな対策は示されませんでした。

玉城知事は記者会見で「今週1週間の新規感染者数の合計は4500人から6000人と言われており、県内の医療提供体制に深刻な影響を与えることが考えられる。今回の感染拡大は規模も拡大速度も、過去のものとは比較にならない。県内の感染が減少に向かうまでは、全力で感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。

玉城知事は来年度の沖縄振興予算や税制改正をめぐる政府や与党への要請のため、5日から東京を訪れる予定でしたが、急速な感染拡大を受けて、取りやめたということです。