オリンピック レスリング女子57キロ級 川井梨紗子が決勝へ

東京オリンピックレスリング女子57キロ級、川井梨紗子選手が準決勝でアメリカの選手に勝って、5日の決勝に進みました。

川井選手は、1回戦と2回戦を素早い動きでポイントを重ねて勝ち上がり、準決勝では前回、リオデジャネイロ大会の53キロ級で吉田沙保里さんを破って金メダルを獲得したアメリカのヘレン ルイーズ・マルーリス選手と対戦しました。

試合は、ともに攻め手を欠きましたが、川井選手がタックルを仕掛けるなどして攻撃する場面が何度も見られ、消極的な姿勢へのペナルティーでポイントが入り2対1で競り勝ちました。

これで、女子62キロ級に出場している妹の川井友香子選手とともに姉妹での銀メダル以上の獲得が決まりました。

決勝は5日行われ、ベラルーシのイリーナ・クラチキナ選手と対戦する予定です。

川井「日本代表としての責任を持って戦う」

決勝に進んだ川井梨紗子選手は「ちゃんとした攻撃でポイントを取れなかったが、自分の感覚としては悪くなかった。結果が今はいちばん大事だ」と振り返りました。

4日夜、女子62キロ級の決勝に臨む妹の友香子選手については「きのうは私が友香子の戦いに背中を押してもらったので、きょうは自分が勝つことで友香子の背中を後押しできてよかった」と話していました。

5日の決勝に向けては「これまでのいいことも悪いこともすべてこの日のためにあると思っている。感謝の気持ちと日本代表としての責任を持って戦う」と決意を示していました。

敗れたマルーリス「試合運びの速さに圧倒された」

準決勝で川井梨紗子選手に敗れたアメリカのヘレン ルイーズ・マルーリス選手は「川井選手の試合運びの速さに圧倒された。非常にすばらしい対戦相手だったし、このあとの健闘を祈りたい」と話しました。

ここ数年は、肩のけがなどに苦しんでいたということで「出場できたことは誇りに思っている」と心境を話しました。

オリンピック3連覇の吉田沙保里さんや4連覇の伊調馨選手に憧れているというマルーリス選手は「彼女たちのように金メダルを何度も獲得するのは驚異的なことだと分かりました。彼女たちはすばらしいことを成し遂げたのですね」とオリンピック連覇の難しさを実感していました。