兵庫県 斎藤知事 “これまでどおり 入院や宿泊療養に対応”

新型コロナウイルスの医療提供体制をめぐり、政府が重症患者などを除いて自宅療養を基本とする方針を示したことについて、兵庫県の斎藤知事は4日「自宅療養で体調が急変した場合には対応できないリスクが考えられる」などとして、これまでどおり医療機関での入院や宿泊療養を基本とする考えを示しました。

新型コロナの医療提供体制をめぐって、政府は重症患者などを除いて自宅療養を基本とするとした方針をまとめました。

これについて、兵庫県の斎藤知事は4日、記者団に対し「自宅療養で体調が急変した場合に対応できないケースが考えられる。県民が安心できる体制でやっていきたい」と述べて、これまでどおり、家族の介護や子育てなど特別な事情がある場合を除いて、軽症や中等症の患者には入院や宿泊療養を基本として対応する方針を示しました。

また、斎藤知事は、宿泊療養について、神戸市内に利用できるホテルを1か所増やし、県内で合わせて9か所のホテルで1350人を受け入れられるようにすることを明らかにしました。