コンテナ不足で運賃高騰 解消は早くて秋以降か 海運大手3社

新型コロナウイルスの感染拡大で船による運搬に必要なコンテナが不足し運賃が高騰しているため、国内の海運大手3社のことし4月から6月までの決算は最終的な利益がいずれもこの時期としては過去最高となりました。一方で、コンテナ不足の解消は早くてもことしの秋以降になる見通しです。

船のコンテナをめぐっては、新型コロナの感染拡大の影響で自宅で使う商品の需要が拡大し荷物が増えていることなどから、コンテナ不足が深刻となり運賃も高騰しています。

こうした状況を反映して国内の海運大手3社のことし6月までの3か月間の決算は、最終的な利益が
▽日本郵船が1510億円
▽商船三井が1041億円
▽川崎汽船が1019億円と
いずれもこの時期としては過去最高となりました。

このうち日本郵船と商船三井は最終的な利益が、昨年度1年間の利益を上回りました。

一方で、海運各社は、コンテナ不足の解消は早くてもことし秋以降になるという見通しを示しました。

中国の建国記念日にあたる10月の「国慶節」で、工場の稼働が止まることから、この時期に荷動きが落ち着く可能性があるということです。

オンラインで行われた会見で商船三井の日野岳穣常務は「国慶節が1つの区切りとなるのではないか。10月下旬から徐々に船の運賃の市況も下がると見ている」と話していました。