広島 湯崎知事 「まん延防止等重点措置」近く要請する方針示す

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて広島県の湯崎知事は4日、近く政府に「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請する方針を示しました。

広島県内では新型コロナウイルスの感染が急拡大していて、湯崎知事は直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が15人を超えた場合にはまん延防止等重点措置を適用するよう政府に求める考えを示していました。

こうした中、湯崎知事は、4日オンラインで行われた中国地方5県の知事による会議のあと記者団に対し「きょうの発表ベースでみると15人は超えてくる。それを踏まえて、まん延防止等重点処置の対象区域とするよう政府に要請する準備を事務方にしてもらっている」と述べました。

そのうえで「できれば、きょう中かあすにでもという感じでやっている」と述べ、近く政府に「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請する方針を示しました。

また湯崎知事は、重症患者などを除き自宅療養を基本とするとした政府の方針について「本当に特別な対応だと理解をしている。本県では早めの対策をうって、感染のピークをできるだけ低くしたいと考えているし、現状においては従来のとおり、軽症の方は原則ホテルで療養、中等症の方は入院をしていただくということで進めたい」と述べました。