新横綱 照ノ富士 日本国籍を取得 モンゴル出身横綱で3人目

先月、第73代横綱に昇進したモンゴル出身の照ノ富士が将来、親方を目指すうえで必要な日本国籍を取得しました。

モンゴル出身で29歳の照ノ富士は、ことし5月の夏場所で大関として初めて優勝し、先月の名古屋場所で14勝1敗の好成績を挙げて場所後に第73代の横綱に昇進しました。

照ノ富士は、国籍の取得についてはこれまで「プライベートなこと」として多くを語ってきませんでしたが、関係者によりますと引退後も日本相撲協会に残る意向を示していて数年前から日本国籍の取得に向けて手続きを始めていたということです。

そして、4日官報に日本国籍を取得したことが告示されました。

現在の日本相撲協会の規定では、引退した力士が親方になるためには、日本国籍であることが必要です。

横綱 白鵬はおととし9月に、鶴竜親方も現役だった去年12月に日本国籍を取得していて、モンゴル出身の横綱が日本国籍を取得したのは3人目です。

「名字は師匠と同じ『杉野森』に」

横綱 照ノ富士は4日、報道陣の電話取材に応じ、日本国籍を取得した経緯などを説明しました。

国籍を取得するための手続きを始めたのは、ひざのけがなどで番付を序二段に落としていたおととしからだということで、「どん底に落ちたとき、支えてくれた親方などと相談して決めた。自分が学んだことを次の世代に伝えるチャンスだと思い、いろいろと考えて決断した」と話していました。

名字は師匠の伊勢ヶ濱親方と同じ「杉野森」だということで、「自分の中で何にも変えられない存在。親方といろんなことを乗り越えてきたので親方から名字をいただいた」と話しました。

日本国籍を取得し、今後に向けては「これからより一層いろんなことに精進していかないといけないと思っている。やることは変わらないので相撲に集中して頑張っていきたい」と気を引き締めていました。