AI兵器の規制話し合う国際会議始まるも意見の隔たり大きく

機械が自動で標的を認識して攻撃するAI=人工知能を用いたAI兵器の規制について話し合う国際会議がスイスで始まりましたが、兵器の開発を進め規制に慎重な国と規制に積極的な国との隔たりは大きく各国が歩み寄れるのか見通せない状況です。

AI兵器の規制をめぐっては、4年前から政府の代表や専門家が話し合う会議が定期的に開かれ、おととしには兵器の開発や使用にあたって国際人道法を守るなどとする報告書をまとめました。

ことし初めての公式な会合が3日、ジュネーブの国連ヨーロッパ本部で始まり、冒頭国連で軍縮問題を担当する中満泉事務次長のメッセージが紹介され「数年にわたる議論と貴重な貢献に基づき具体的な成果を上げる重要な時を迎えている」と規制の議論を深めるよう呼びかけました。

このあと各国の代表が意見を表明し兵器の開発を進めるロシアなどが規制に慎重な立場を示したのに対し、オーストリアなどは規制に向けた国際的な基準を作るべきだと主張しました。

日本はAI兵器の特性を見定めたうえで国際的な規制づくりに協力する姿勢を示しました。

今月13日まで続く会合ではAI兵器の定義や国際人道法との関係などについて意見が交わされことし12月に行われるCCW=特定通常兵器使用禁止制限条約の運用検討会議で成果が報告されることになっていますが、意見が大きく異なる各国が歩み寄れるのかは見通せない状況です。