東京都 コロナ 3709人感染確認 1万4000人自宅療養 1か月で13倍

東京都内では3日、これまでで3番目に多い3709人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。また自宅で療養している人は2日より一気に2000人近く増えて1万4000人余りになりました。この1か月で13倍近くに急増していて、都は「これだけ多くなるとフォローするのがかなり厳しい。職員の増員を進めている」としています。

東京都は、3日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて3709人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日に確認された人数としてはこれまでで3番目に多くなりました。

また1週間前より861人増えて、火曜日としては初めて3000人を超えてこれまでで最も多くなりました。

3日までの7日間平均は3337.4人で、前の週の189.3%となり感染の急激な拡大が続いています。

また陽性率は、2日時点で20%を超えて20.1%になりました。

3日の3709人の年代別は、
▽10歳未満が157人、
▽10代が321人、
▽20代が1208人、
▽30代が852人、
▽40代が590人、
▽50代が404人、
▽60代が102人、
▽70代が44人、
▽80代が22人、
▽90代が8人、
▽100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている1337人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く768人、
▽「職場内」が258人、
▽「会食」が66人、
▽「施設内」が59人などとなっています。

都の担当者は「感染拡大が続いていて、家庭、職場という日常の場面での感染が多い。職場の席が近かったり、会議で一緒だったり、または一緒に車で移動して感染したケースもある。都民と事業者には会議はオンラインで行い移動する車でもマスクをして会話は控えるなど対策をお願いしたい」と話していました。

東京オリンピック関連では、
外国人が
▽競技関係者4人、
▽選手が1人、
▽メディア1人、
日本人が
▽委託業者2人、
▽競技関係者が1人、
▽ボランティア1人の合わせて10人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、22万6930人となりました。

一方、3日時点で入院している人は2日より120人増えて3351人で「現在確保している病床に占める割合」は56.2%です。

これまでで最も多かった第3波の1月12日の3427人に迫っています。

都の基準で集計した3日時点の重症の患者は2日より2人減って112人です。

重症患者用の病床の28.6%を使用しています。

そして自宅で療養している人は、3日時点で2日より1858人増えて1万4019人になりました。

1か月前の13倍近くに急増しています。

都の担当者は「これだけ多くなると医療相談や健康観察にあたる都のフォローアップセンターも対応がかなり厳しい。職員の増員を進めている」としています。

また都は、感染が確認された50代から80代までの男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は2300人になりました。

インドで確認された「L452R」の陽性率過去最高

東京都は3日、都内で新たに1049人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

陽性と確認された割合は76.6%となり、1日の発表としてはこれまでで最も高くなりました。

3日の1049人のうち感染経路がわかっているのは330人で、家庭内が186人、職場内が57人、会食が21人、施設内が6人などとなっています。

このうち施設内の6人は同じ幼稚園の園児で、ほかに感染した人がいないか確認しているということです。

これでこの変異ウイルスへの感染が確認されたのは都内で8798人になりました。