大学での接種 “後期授業開始までに2回接種終了を” 文科相

大学でのワクチン接種について、萩生田文部科学大臣は、使用するモデルナのワクチンの供給の遅れにより、開始時期に遅れが生じる可能性はあるものの、後期の授業が始まるまでには2回の接種を終えたいという考えを示しました。

大学での新型コロナウイルスのワクチン接種については、429の大学が接種を希望し、すでに162の大学で接種が行われていますが、使用するモデルナのワクチンの供給に遅れが生じています。

これについて、萩生田文部科学大臣は記者会見で「すでに接種を開始している大学については影響なく供給できると聞いている。安心して実施してほしい」と述べました。

一方で、これから接種を開始する大学については「多少の遅れが生じる可能性は否定できない」と述べ、接種の開始時期に遅れが出るという見通しを示しました。

そのうえで「必要なワクチンの総量は確保されている。接種を加速できるところはしっかりとやり、希望する学生に接種ができる環境をさらに整えたい」と述べ、後期の授業が始まるまでには2回の接種を終えたいという考えを示しました。